小学部より

学習の様子(3年生)

3年1組 理科の学習

 3年生から、新しく理科の学習がスタートしました。「今日は何を勉強するのかな?」「実験はするのかな?」など、毎回どんなことを学習するのか、全員が興味津々で、理科の授業を楽しみにしています!!

 「モンシロチョウを育てよう」の学習では、チョウを卵から育てるとことから始まりました。とても小さい卵を、ルーペを使って必死に観察し、小さな小さな幼虫が出てきたのを見つけた時には、大歓声が沸きました。一人一匹ずつ名前をつけ、個別に飼育することで、「この幼虫は自分が飼っている」という意識につながり、愛情をもって、大切に世話をすることができました。キャベツをあげたり、小さな幼虫の動く様子を優しく見守ったり・・。子どもたちは、幼虫の成長を楽しみに毎日登校するようになりました。幼虫がさなぎになった時には、いつチョウになるか、今か今かと観察することができました。実際にチョウになる瞬間に立ち会うことはできませんでしたが、大切に育ててきたチョウと対面した子どもたちの表情は、はじける笑顔で、愛情に溢れていました。ルーペでチョウを観察することで、体の作りなどを、よく理解することができました。

 残念ながら、死んでしまったチョウもいました。涙を流して悲しむ子どもの姿も見られました。辛い経験になりましたが、みんなでチョウのお墓を作り、「天国で元気に遊んでね。」と祈る姿には心打たれました。

 チョウを育てる活動を通して、命の大切さを学ぶことができました。

3年2組

国語科「おおきなかぶ①」

「おおきなかぶ」の学習は、5月と12月の2回に分けて学習する計画です。5月に学習した「おおきなかぶ①」では一人一冊絵本を持って読んだり、登場人物の名前を覚えたりする中で、物語のあらすじや引っ張る時の掛け声を覚えて自分から次の登場人物名を呼んだり、掛け声を言いながらかぶを引っ張る動作をしたりすることができるようになりました。12月に学習する予定の「おおきなかぶ②」では、生活科でかぶの種を植えて育てたり、役を決めて劇遊びをしたりしながら、さらに内容を深めていきたいと考えています。

 みんなで一緒に音読をしました。

 友達が読んでいるところを指差しながら聞いています。

読み取ったことを一人一人、絵カードを操作して動かしました。(「こうかな?」思い出したり、少し絵本を見たりしながら登場順にカードを貼っています。)

みんなの前で発表し、確認しました。

 

3年3組

生活科「ミニトマトをそだてよう」

身の回りの自然に関心をもち、気付いたことを教師や友達に伝える力の獲得を目指して、生活科『ミニトマトをそだてよう』の学習に取り組んでいます。タブレットで写真を撮る時には、前回から変化したところをしっかり写真におさめようと、一生懸命に画面をのぞき込む姿が見られます。また、「葉はみどり!」「これは花。」「実は、オレンジ!」「赤くなったら食べようね!」と、ミニトマトの成長や変化をいつも真剣に、そして笑顔で嬉しそうに伝えています。

「上手に撮れたよ!」

「赤い実、発見!!」

「よし!ここを撮るぞ!」

 

3年4組 

算数の学習

歌遊びや教師とやりとりを通して、具体物を目で追ったり、それらを手で触れて確かめたりしながら具体物の違いを捉える学習等をしています。

1学期は、5時間目の学習リズムも整い、教師の動きまでも目で追ってぐっと集中して取り組む姿が見られるようになりました。

図形の学習では、歌を通して丸と三角の特徴に目を向けたり、実際にパネルに触れたりしました。クルクル回る丸の図形を好み、三角と区別して触ろうとする姿がとても素敵でした。

追視と記憶の学習では、教師が操作するおもちゃの動きに注目し、目の前で隠されたおもちゃの位置を記憶しました。どちらのカップに入っているか、教師の問いかけにも足の動きで確実に答える姿がとても素敵でした。

 

3年5組 

生活科の学習

周囲に関心をもったり、関心の幅を広げたりすることをねらいとして「シャボン玉遊び」を行いました。 教室では「しゃぼんだま」の歌を聴きながら、シャボン玉が大きく膨らむ様子にじっと目を向けたり、たくさんの小さなシャボン玉が目の前に来ることを感じて笑顔になったりしました。中庭では、風を受けて飛んでいくシャボン玉を目で追ったり、自分の手や机についたシャボン玉に触れたりして楽しみました。

   「だんだんふくらんできた♪」

  「たくさんぼくのほうにきた~!!」

  「シャボン玉が飛んでいく~」

訪問学級

自立活動「さわってみよう」

【ねらい】 手に触れたものに気づいて、握る、押す、引く、放すなど、自ら手を動かすことができる。

Aさんは、手に触れたものを握ったり引っ張ったりしながら、確かめるように手を動かします。バインダーに挟んだお花紙を右手で力強く引っ張り取りました。また、紫陽花では、葉があることに気づき、葉の大きさに応じて、右手の握り方や引く時の力の入れ方を変えながら、茎についていた葉を取ったり、何度も手で触れたり握ったりしながら、花にも関心を示していました。

Aさんの自発的な動きや新たな気づきが見られるように、今後も学習で使用する素材選びや提示の工夫をしていきたいと思います。