研修より

令和3年度 主題研究の取り組みについて

令和3年度 主題研究について

 

 本校では、一人一人の専門性を高めるため「みんなで考え、みんなで学び、みんなで動き出す」校内研修に取り組んでいます。その中でも、教員の授業力向上を図るために、テーマを決めて授業づくりに向けた研修を行う、主題研究について紹介します。今年度からは、3か年計画で以下のテーマで主題研究に取り組みます。

 

「3つの資質・能力の育成」を目指す学習の基盤となる「言語能力」の育成

 

 この「3つの資質・能力」とは、学習指導要領に示されている「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」です。

参照:文科省資料Webサイト

      学習指導要領「生きる力」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/

 私たちは、授業を通してこの3つの資質・能力の育成を目指すわけですが、その学習の基盤となる力の1つが「言語能力」です。

 学習指導要領解説には、「言語能力」について以下のように記載しています。


 言葉は,児童生徒の学習活動を支える重要な役割を果たすものであり,全ての教科等における資質・能力の育成や学習の基盤となるものである。

さらに、                                   主題研究を支えるそれぞれの用語と関係性

 言語能力の向上は、児童生徒の学びの質の向上や資質・能力の育成の在り方に関わる重要な課題として受け止め、重視していくことが求められる。

との記載もあります。

 「言語能力」は、情報を取り出したり、考えをまとめたり、思いを伝えたりするときに、大きな役割を果たしており、すべての児童生徒にとって、学習を積み重ねるために大切なものです。「言語能力」つまり児童生徒の「ことばの力」を伸ばしていくことが、児童生徒の学びを深めていくために大切であり、私たちはそのための授業力を向上させていくことが必要だと考え、「言語能力」に焦点を当て、研究を進めていくこととしました。

 

 研究の進め方としては、準ずる教育課程で3チーム、重複障がいの教育課程で16チームの合計19チームに分かれて、以下のように進めています。

 

 <主題研究概要>

 1学期は、研究のキーワードである「言語能力」について全教員で確認し、「言語能力」を育成する視点から、本校の強みや課題を整理したり、年間指導計画をもとに児童生徒が学ぶ内容を確認したりしました。2学期には、具体的な授業づくりをとおして、「言語能力」の育成について考えていきます。

 児童生徒が様々な表現方法での「ことば」の力を伸ばし、豊かな生活を送れるようになることを目指し、研究に取り組んでいきます。