健康教育部

今週の給食(1/25~1/29)

1. 今週の給食
 ★・・・しょうゆやソースなどの調味料がつくメニューです。

 給食食材の放射能測定検査結果
  ※測定結果はセシウム134とセシウム137の合算値です。

 

  今週は「給食週間」ということで、福島県内の郷土料理や県内で作られている食材をいつも以上にたくさん使った献立になっています。児童・生徒からも「いかにんじん、はじめて食べたけど、おいしかった!」や「ひきないりは、ごはんがすすみました」などの声を多く聞くことができました。普段食べる機会が少ない郷土料理も、子供たちは興味を持っておいしく食べてくれていたように感じました。


 ▼1月25日(月)

 献立は、ソースカツ丼、ほうれん草の和風和え、みそ汁(里いも・わかめ・大根)、ポンカン、牛乳です。

 

 会津では、丼の上に千切りキャベツを敷き、その上にカツを乗せるのが一般的です。ソースカツ丼の発祥は、東京の早稲田大学の向かいにあった洋食店の「ヨーロッパ軒」という飲食店が考えたという説や、岩手県、福井県、群馬県、福島県で発祥したといういろいろな説があります。

 

 

【検査結果】 
 キャベツ( 福島県 ):検出せず
 大根  ( 千葉県 ):検出せず
 里芋  ( 福島県 ):検出せず
 もやし ( 福島県 ):検出せず

 

 【特別食の様子】

 特別食の煮込み(モグモグ)食の様子です。この日の献立にはポンカンがあり、特別食3形態はポンジュースを寒天で固めて提供しました。

 

 

 ▼1月26日(火)

 献立は、いかにんじんごはん、五目厚焼きたまご、ツナと野菜の和え物、みそ汁(なめこ・とうふ・ほうれん草)、給食週間デザート(フルーツゼリー)、牛乳です。


 
 「いかにんじん」は、福島県北部の郷土料理です。県北地区では、お正月には欠かせない料理になっています。また、いかにんじんは北海道の「松前漬け」のルーツともいわれています。
 今日は、混ぜご飯風にアレンジしてみました。混ぜご飯が苦手な人にも食べることができるように、ご飯に混ぜないで提供しました。

 

 

 【検査結果】 
 木綿豆腐( 福島県 ):検出せず
 なめこ ( 福島県 ):検出せず
 人参  ( 千葉県 ):検出せず
 白しめじ( 長野県 ):検出せず

 

【特別食の様子】 

 特別食3形態の様子です。いかにんじんごはんのいかは、やわらかい素材のいかのムースを使用しました。はんぺんのような食感で、咀嚼や嚥下がしやすい食材です。いかにんじんごはんは、お子さんによって、ごはんに混ぜて食べたり、いかにんじんだけで食べたりと、それぞれに合った楽しみ方をしていました。

 

 ▲軟菜(カミカミ)食

 

▲煮込み(モグモグ)食

 

▲ペースト(ゴックン)食

 


 ▼1月27日(水)

 献立は、ごはん、川俣シャモの塩こうじ焼き、きのこ和え、みそかんぷら、すまし汁(とうふ・ねぎ・わかめ)、牛乳です。
 
 「みそかんぷら」は、中通り地方の郷土料理です。福島では、じゃがいものことを「かんぷら」と呼んでいました。じゃがいもを収穫したときに出る小さいものを、捨ててしまうにはもったいないと作られた料理です。かんぷらいもをみそで味付けしたことから「みそかんぷら」と呼ばれています。
 福島では、じゃがいもは夏ごろに収穫されます。残念ながら、本日は小さいいもは手に入りませんでした。「きたあかり」という種類のじゃがいもを使って、今日は作っています。

 


 
 【検査結果】 
 木綿豆腐( 福島県 ):検出せず
 長ネギ ( 福島県 ):検出せず
 鶏モモ肉( 福島県 ):検出せず

 

 ▼1月28日(木)

 献立は、ごはん、ひじきカツ、ひきないり、こづゆ、牛乳寒天、牛乳です。

 

 今日の「かじきカツ」は、いわき市にある福島県立いわき海星高校の生徒のみなさんが、「福島丸」に乗り、60日間遠洋航海実習で、ハワイ沖でカジキマグロを捕え、小名浜港で水揚げされたものを、地元の加工工場で加工したものです。「カジキマグロ」は、あごがすごくとがっていて、大きいものは体長約2m、体重80kgもある魚です。

 


 
 【検査結果】 
 糸こんにゃく( 福島県 ):検出せず
 洗い里芋  ( 福島県 ):検出せず
 大根    ( 千葉県 ):検出せず
 牛乳寒天  ( 福島県 ):検出せず

 

【特別食の様子】 

 特別食の軟菜(カミカミ)食の様子です。ひきないりに入っている、だいこんやにんじんのような野菜は、食べやすいようにやわらかくなるまで圧力鍋でじっくり煮て、味付けをして提供しています。

 
 ▼1月29日(金)

 献立は、コッペパン、県産梨ジャム、★県産ポークコロッケ、コールスローサラダ、県産牛のビーフシチュー、牛乳です。

 地域で生産されたものを、その地域で消費(食べる・利用する)ということを、地産地消といいます。昔から「その地域で育まれた旬の農林産物は栄養価が高く、おいしい」という考え方が基本にあります。身近な食べ物の消費や利用を進めることは、「生産者」と「消費者」の結びつきが強くなり、食べ物の生産に対する理解が深まり、また遠くから食べ物を運ばないのでECOにもつながります。

 
 【検査結果】 
 キャベツ( 福島県 ):検出せず
 人参  ( 千葉県 ):検出せず
 牛モモ肉( 福島県 ):検出せず