小学部より

学習の様子(6年生)

1組

 図工の学習では、作りたいものや描きたいことをなかなか決められないという場面に出くわすことがあります。
今回の「墨と水から広がる世界」は、「何を描くか」ではなく「何ができるか」という視点で制作する単元でした。
和紙に墨を落としてにじませたり、墨と水を合わせてできる濃淡を和紙の上に載せたりすると、様々な形や色ができます。できあがった形や線を何かに見立てようと、楽しそうに考える表情が印象的でした。

 初めから決めてとりかからなくても、さらに材料が限られていても、自分の思いを工夫して表現することができた学習になりました。

2組(サツマイモを育てよう)

 生活

 土の感触を楽しんだり、においを感じたりしながら、プランターに土を入れ、さつまいもの苗を植えました。さつまいもが大きく育つように、期待をしながら水やりをしています。水やりをしながら、茎が伸びたり、葉っぱが増えていったりする様子を観察しました。

図工

 本物のさつまいもや写真を見て、さつまいもの形や色を見比べたりながら、粘土で表現しました。細長い形や自分の考えた色になるように、教師とやり取りしながらつくりました。

 

3組(みんなでたいいく~ボール遊びをしよう)

 目標

①教師と一緒に、ボールを使って楽しく体を動かしている。

②ボールを使って身体を動かすことの楽しさや心地よさを表現している。

③簡単な合図や指示が分かり、体つくり運動遊びやボール遊びをしようとしている。

 体育では、ボールスライダー、ボールプール、ボールマットを使ってボール遊びを行いました。体を動かすことが好きな2人は、体育の時間を楽しみにしていて、体育館に行くと笑顔を見せるようになりました。ボールスライダーでは小刻みな揺れに笑顔を見せ、揺れが止まると声を出したり、手を動かしたりして「もっとやって!」と要求することができました。「ボールプール」では、自分からボールに手を伸ばして握ったり、手足をたくさん動かしたりして、笑顔で活動することができました。ボールマットでは、マットの中にボールが入っていることに気付いてボールを握ったり、背中にあたる感触を感じて笑顔で手足を動かしたりして、楽しく体を動かすことができました。これからも、楽しい授業作りに努めたいと思います。

 

      ボールプール

     ボール、大好き!!

      ボールライダー

      揺れ、最高!!

      ボールマット

   この感触がたまらない!

4組

 学習や活動を計画するときには、一つの題材でも、いろいろな教科と関連付けながら内容を工夫し、行うようにしています。また、くり返し学習することで、学習の定着を図るようにしています。そうしたことの積み重ねから、経験したことのある活動は「できるよ。」と自信をもって、新しい活動は「やってみたい!」と意欲をもって、取り組む姿が見られています。

国語「みよう・きこう」

 「さつまのおいも」の絵本の読み聞かせでは、さつま芋を実際に触ったり、「うんとこしょ」の掛け声でひもを引っぱったりして、さつま芋のイメージを膨らませました。

生活「そだてよう」

 さつま芋の袋栽培に挑戦中です。苗植えで土に触れ、その温度や感触に驚いた表情を見せました。また、水やりをしながら、葉の大きさや枚数を調べて、変化に気付けるようにしています。

図画工作「はっぱスタンプ」

 育てているさつま芋の葉から、お気に入りの1枚を選んで取ってきました。上から絵の具をつけたローラーを転がすと、葉がでこぼこで「ごろごろ」という音がして、楽しみながら、活動することができました。