「高い専門性をもつ本校の教職員が講師となり研修を行うことで、教職員一人一人の授業力の向上を図る」ことを目的とし、授業力向上研修講座を開催しました。
今年度は、以下の内容の4講座を開催し、多くの教職員が研修に励みました。
① 「身近な材料を使った制作活動について」
② 「肢体不自由児の体育の授業づくり」
③ 「ICTの授業での活用について」
④ 「手話や指文字を使った児童生徒とのコミュニケーションについて」
【研修の様子】
① 「身近な材料を使った制作活動について」
自然物や100円ショップで売っている物等、身近な材料を使い、目の前の子どものニーズに合わせて、一人一人違う教材や玩具を作りました。研修前に、「どのような物が作りたいか」について参加者の要望を聞き、本講座の講師がオリジナルの設計図を描きました。設計図と講師のアドバイスをもとに、参加者全員が作りたかった物を作ることができました。
参加者からは、「色々な素材を集めて、そこから発想を広げて作ることがとても楽しかった。」「他の先生方の作った教材を見て参考になった。」などの感想が聞かれました。
②「肢体不自由児の体育の授業づくり」
学校体育の変遷やこれまでの社会背景に触れながら、現代の「体育」とは『各領域の学習を通してスポーツ文化を教える教科である』と定義を改めて確認し、授業づくりの考え方を教えていただきました。
実技では、実際にネット型の球技を行いました。(1)ネットを挟んで相対し、(2)ボールを開いている場所に返球する、(3)勝敗を競い、勝つために作戦を立てるというネット型球技の特性を実体験を通して学ぶことができました。
受講者からは「スポーツ文化で人生を豊かにするという捉えで体育の指導をしたい。」「子どもたちの適性等に応じて「する・みる・支える・知る」の視点を大切にしていきたい。」などの感想が聞かれました。
③ 「ICTの授業での活用について」
「Canva」というオンラインで使える無料のグラフィックデザインツールの特徴や基本的な使い方や、授業や行事での具体的な利用方法を教えていただきました。演習では、「自己紹介カード」や「暑中見舞い」などの作成を行い、61万点ものテンプレートと1億点の素材から、ドラック&ドロップの簡単操作でデザインを作成しました。
受講者からは、「授業のプリント作成などに取り入れたい。」「子どもたちと一緒にポスターなど作成していきたい。」という感想が聞かれました。
④「手話や指文字を使った児童生徒とのコミュニケーションについて」
実際にニュースやオーケストラ、学級での授業の様子の音源を聞いて、「きこえにくさ」を体験したり、日常生活や学校生活で使える手話や指文字について実践したりしました。実践の中で、手話は手の動きだけではなく、表情も大切であることを教えていただきました。
受講者からは、「手話を使う子どもが増えているのでためになった。」「あいさつや曜日、天気など、日常的に使って覚えたいと思った。」という感想が聞かれました。
給食だより ~健康教育部 給食係~
〒963-8041
福島県郡山市富田町字上ノ台1番地
TEL 024-951-0247
FAX 024-961-5784
E-mail
koriyama-sh@fcs.ed.jp
QRコード