創立60周年を盛り上げるために児童生徒にテーマや、キーワードとなる言葉を募集し、「おめでとう! 創立60周年 ~みんなで 羽ばたこう 笑顔と希望 いっぱいの未来へ~」というテーマに決まりました。
体育館にはテーマが書かれた横断幕が掲げられ、校長室の前には60歳を祝うろうそくが飾られており、創立60周年をお祝いするムードが広がっています。
今年度は創立60周年を記念して様々な事業を計画しており、随時ホームページで紹介していきますので、更新をお楽しみに!
横断幕
校長室前にはろうそくが60本!
祝60歳
今年度、本校は創立60周年を迎え、様々な記念行事が予定されています。
5月26日(木)には、本校グラウンドでドローンによる記念撮影が行われました。
福島県では新型コロナウイルス感染症の「子どもの感染拡大防止重点対策」をとっているため、マスクを着けたままの、約15分間の撮影となりました。
短い時間での集合写真撮影となりましたが、天候に恵まれ、時折吹く風の心地よさを感じながら撮影することができました。
また、児童生徒たちは、ドローンが飛行する様子に興味津々で、口々に「すごい!」と話したり、大喜びで笑顔を見せたりしていました。ドローンに搭載されたカメラには、児童生徒たちの輝く笑顔が数多く収められています。
この日撮影したデータをもとに、大型パネルや動画を作り、10月29日(土)に行われる『創立60周年を祝う会』で、児童生徒、保護者の皆様にお披露目をする予定です。
■お世話になった空撮業者『ドリームズカンパニー』の鈴木様
■撮影時の様子
6月2日(木)に「創立60周年記念 先輩の話を聞く会」が実施されました。講師に「日立Astemo株式会社」に就職されて勤続3年目の鈴木康希さん(令和元年度卒業生)をお迎えし、高等部卒業後の就労生活についてのお話をうかがいました。また、事前に募った様々な質問にも実体験を踏まえて一つ一つ丁寧にお答えいただきました。参加した生徒達からは「自身の進路に対するイメージを膨らませることができた。」や「進路実現に向けてどんなことが必要なのかを具体的に知ることができた。」等の感想が聞かれました。
令和4年8月23日(火)に、地域ケアサポート研究所理事長 飯野順子氏を講師として、「創立60周年記念講演会・主題研究全体研修会」を行いました。
肢体不自由のある児童生徒の各教科の授業づくりに生かすために、3つの資質・能力の育成を目指す学習の基盤となる言語能力の育成について研修し、主題研究の推進を図ることを目的として、「ことばを育てる授業作り」をテーマにご講演いただきました。
飯野氏からは、
1)ご自身の経験より ~障がいがある人も、生涯「学びたい」気持ちをもっている。
2)ことばを磨く ~子どもが主体となる授業を創ることが大切で、子ども自身が思考する時間がことばを育てる。教員には魅力的な働きかけ(表情・身振り・話し方)や、「できる」と信じて待つ姿勢が必要。子どもの表出をよく読み取り、それを分かろうとし、意味づけしてフィードバックすることが、表現する力の育成につながる。
3)ことばを育てる ~授業で「何を学ばせたいか」を明確にし、自己選択・自己確認ができる活動を設定すること、計画と記録を取っていくことが大切。ことばの発達には、五感を活かす活動が効果的で、特に音は学びの手がかりになるので、オノマトペを活用したり、キーとなる言葉をつかったりするとよい。
等のお話を、実践紹介も交えてお話しいただきました。
~参加した職員の感想~
・今回の講演を聞き、内容の定着だけでなく、子供が将来生きていくために、学ぶ楽しさや、自己表現力、生活していく上でことばを学んでいくこと等を大切にしながら、個に応じた指導の在り方を考え、工夫していくことが大切ということを知り、2学期からの授業にいかしていきたいと思いました。
・五感を活かした授業づくりついての例があり、弱視の生徒に対して取り組んでいたアプローチ(聴覚や嗅覚・触覚)が記載されており、自分が取り組んでいたことは間違いではなく、ことばを育むための1つの手段であることを改めて確認することができました。
・言語能力育成の基盤となるような内容で、分かりやすく、勉強になりました。子どもを「できる子」として見るという点など類Ⅰでも共通する部分が多々あり、今後の研修にも活きる内容でした。
今回の研修会で得たことを、日々の授業の中で、児童生徒の言語能力を育てるために、生かしていきたいと思います。
<講義をする飯野氏> <リモートで受講する職員>
10月6日(木)に「創立60周年記念 芸術鑑賞教室」を開催しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3年ぶりの芸術鑑賞教室です。公演してくださったのは、東京パシフィック管弦楽団の演奏グループの一つである「パシフィック打楽器合奏団」の5名の演奏家の方々です。感染症対策として全校児童生徒を3グループに分け、曲を変えながら3公演していただきました。曲目は、『トランペット吹きの休日』や『タイプライター』、ディズニーメドレーなど誰もが耳にしたことのある曲から、ラテン楽器や、サンバ楽器を使った『ティコティコ』といった曲もありました。児童生徒達は、久し振りの演奏会にワクワクドキドキの様子。演奏が始まると、じーっと聞き入ったり、リズムに合わせて手拍子をしたり。1曲終わるごとに、会場は大きな拍手に包まれました。参加した児童生徒達からは、「知っている曲があって、楽しかったです。」「演奏する速さがすごかったです。」「自分が演奏したことがある楽器(グロッケンシュピール)がありました。難しかったです。だから余計にすごい!!と思いました。」などの感想があげられました。また退場の際には、「また来てね。」の声が多く聞かれました。
「芸術の秋」に体験できた素敵な音楽が、児童生徒達の心を豊かにしてくれました。またの機会を楽しみにしたいと思います。
5人の演奏家の方々です!
体を使ってのボディパーカッションの様子です。
楽器の紹介の様子です。
(グロッケンなどの楽器を演奏するのに使う「マレット(ばち)」です。)
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