自立活動の指導は、個々の児童生徒が自立を目指し、障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服しようとする取組を促す教育活動であり、個々の児童生徒の課題に即して様々な指導を行っています。今回は小学部6年生の実践を紹介します。
「よく見てみよう~視線入力装置を使用した学習~」
○授業のねらい:教師の言葉掛けを聞きながら、対象となるものを見ることができる。
○取組の状況:Aさんは、小学部4年生から視線入力装置を活用しており、「①画面を見る」「②視線を動かす」「③対象を見る」「④変化が起きる」という因果関係を理解しています。星形を3秒間見ると効果音と共に星形が消えるアプリケーションでは、主体的に視線を動かしたり、教師の「もう少し上を見て。」などの言葉掛けを聞いて見る場所を修正したりする姿が見られました。画面上の星形を全て消すことができたときは、笑顔で達成感を表します。また、見ることに疲れたり課題が難しいと感じたりしたときは、画面から視線をそらし、教師と視線を合わせることで、「疲れた」「難しい」という気持ちを伝えることができるようになりました。今後は、学習で習得した「対象となるものを見る」力を活用し、「好きなものを見て選ぶ」「イラストを見て要求を伝える」など、コミュニケーション手段を広げることができるような学習を展開していきたいと思います。
給食だより ~健康教育部 給食係~
〒963-8041
福島県郡山市富田町字上ノ台1番地
TEL 024-951-0247
FAX 024-961-5784
E-mail
koriyama-sh@fcs.ed.jp
QRコード