「専門の知識をもつ教職員による講話を聴講したり、話し合いを行ったりしながら学び合い、知識を深め、技能を高める」ことを目的とし、校内OJT研修を開催しました。
2学期は以下の講座を開催し、多くの教職員が研修を行いました。
なお、自立活動部が担当した「見え方に困難のある児童生徒の理解と支援」の内容については、昨年10月24日に投稿された記事に載っています。ご覧ください。
① 「緊急時の対応について」
本校養護教諭より、児童生徒のけがや事故の防止のために私たちができることや、ストレッチャーの操作等について話を聞きました。本校は肢体不自由学校であるため、車椅子を使用中のけがや事故も考えられます。そのため、実際に私たちが車椅子を使用し、危険箇所や介助の際にはどれくらいの速さだと安心できるのか等を確認することも行いました。けがや事故の防止には「予測」が大切であることを学び、改めて気持ちを引き締めることができる機会となりました。
② 「特別支援学校のセンター的機能について」
本校特別支援教育コーディネーターより、「特別支援学校のセンター的機能」や「福島県の特別支援教育の現状」、「福島の誰一人取り残さない教育体制整備事業」等について話を聞きました。特別な支援を必要としている子どもが増えている現在、私たちに求められていることについて再確認することができました。また、特別支援学校の専門性を生かして地域を支援することが共生社会の実現につながることも理解することができました。
③ 「就学指導と教育相談、発達検査について」
本校教育支援部長より、文部科学省や福島県特別支援教育センターより出された資料をもとに、講話をしていただきました。「インクルーシブ教育システムの構築」のために必要なことを、多様な学びの場も確認しながら理解することができました。また、障がいのある児童生徒の就学先決定「手続きの流れ」について再確認することもできました。
④ 「障害福祉サービスについて」
本校進路指導部長より、本校の児童生徒が受けることのできる障害福祉サービスについて講話をしていただきました。障害福祉サービスに含まれる訓練等給付と介護給付を利用するまでの流れや、障害支援区分に応じたサービスの内容について知ることができました。また本校卒業生の進路状況を確認し、キャリア形成と自己実現のために、小学部、中学部、高等部段階で必要なキャリア教育について、参加者同士で話し合い、意見を共有することができました。
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