研修より

2022年2月の記事一覧

令和3年度 主題研究授業実践協議会

主題研究授業実践協議会を行いました。

 

 令和3年11月26日(金)に、筑波大学附属桐が丘特別支援学校校長下山直人氏を指導助言者としてお招きし、「主題研究授業実践協議会」を行いました。

①提案授業を実施し、取り上げた実践について主題研究各チームで協議・共有することで、授業の改善と主題研究の推進を図る。

②実践協議会への参加を通して、外部講師からの指導助言を主題研究各グループの実践に活かし、授業実践力の向上を図る。

 この2点を目的として、午前に2つの提案授業を行い、午後の児童生徒下校後に、提案授業をVTRで視聴し、主題研究の各チームで協議・共有し、最後に下山氏から指導助言をいただきました。

 

~参加した職員の感想~

【提案授業について】

・授業を提供してくださった先生の、教材の工夫や子どもたちへの配慮を見たり授業への熱い思いを感じたりすることができ、自分自身も気持ちを引き締めて子どもたちがワクワクするような授業づくりに努めたいと感じました。

・教材の使い方、段階に迫った学習の形態が示されていて勉強になりました。

【協議について】

・協議中にたくさんのアイデアがいろんな先生から出ていて、とても勉強になりました。参考にさせていただきたいです。

・協議を通して他の先生方の子どもの行動の見取り方を知ることができ勉強になりました。

【指導助言について】

・下山先生のお話はとても分かりやすく、どのお話もとても参考になりました。学びは、教室の中だけで、できることであってはならない、生活に生かせるものであることが大切だと再確認できました。

・生活に生きる教科学習という視点や学びの基礎となる言語能力(ことばのはたらき)についての話が勉強になりました。日々の授業で心掛けていこうと思います。

・「ワクワクする活動を仕組む」⇒教科書の内容を取り入れながらも生徒の興味関心がある方法を工夫することが大切と再認識しました。

 

 今回の協議会での、職員同士での学び合い、下山氏からいただいた指導助言を生かして、子ども達へのより良い授業づくりに努めていきたいと思います。

<主題研究各チームの協議の様子>

     

令和3年度 主題研究チーム研修会

「主題研究チーム研修会」を行いました。

 

 令和3年9月13日(月)、福島県教育センター指導主事の菅野智香子氏を講師として、「主題研究チーム研修会」をリモートで行いました。通常の教育課程の授業づくりに生かすために、言語能力の育成について研修し、主題研究の推進を図ることを目的に、『資質・能力の育成を目指す学習の基盤となる「言語能力の育成」』をテーマとして、講義形式で行いました。

菅野氏からは、主に通常の教育課程で指導している先生方を対象に、

・言語能力を構成する資質・能力の「具体的な力」

・「どの言語能力を、どの場面で、どんな言語活動で」身に付けさせるか

・言語活動で授業改善をする場面例の紹介

等をお話しいただきました。3つの資質・能力のうち、主に「思考力、判断力、表現力等」をはぐくむために、どんな言語活動をするのか、プレゼン形式で分かりやすくお話ししていただきました。

 

~参加した職員の感想~

・通常の教育課程を受ける子どもたちが対象の内容で、意欲をもって研修会に参加できまし

た。

・考えを広げ深めていくことができるようコーディネートをどのようにしていけばよいか

勉強していきたいと思いました。

・「共有させるための言語活動」を上手くとり入れてみたいと思いました。

 

 今回の研修会を良い機会として、児童生徒の言語能力の育成について考え、実践していこうとすることができました。

 

     <リモートで講義をする菅野氏>

    

令和3年度 主題研究全体研修会

「主題研究全体研修会」を行いました。

 

 令和3年8月24日(火)に、筑波大学附属桐が丘特別支援学校校長下山直人氏を講師として、「主題研究全体研修会」を行いました。

 肢体不自由のある児童生徒の各教科の授業づくりに生かすために、3つの資質・能力の育成を目指す学習の基盤となる言語能力の育成について研修し、主題研究の推進を図ることを目的として、「育成を目指す資質・能力の明確化と言語力の育成」をテーマに、リモートでの講義形式で、小・中・高全職員を対象に行いました。

 下山氏からは、

Ⅰ新学習指導要領で何が変わるのか

Ⅱ各教科等で育成を目指す資質・能力の明確化

Ⅲ各教科の資質・能力を育む授業づくりに向けて

Ⅳ各教科等の授業で追及すべき言語能力の育成

の大きく4点の内容で、桐が丘特別支援学校での実践紹介も交えて、プレゼン形式でお話しいただきました。

 

~参加した職員の感想~

・何ができるようになるか、目的・結果志向の教育への転換などについて詳しくお話いただき大変参考になりました。

・“少人数で学ぶ際の対話”や児童が言葉で考えて言葉で表現する場を継続して計画的に学校生活に据えることを今後も考えていきたいと思いました。

・経験を整理し言葉にしていくことの大切さが分かり、実践していきたい。

・変化のはげしい社会の中で、自分で目的をもって考え、多様な他者と共同していける力をつけることができるよう日々考えていきたいと思いました。

 

 今回の研修会で得たことを、日々の授業の中で、児童生徒の言語能力を育てるために、生かしていきたいと思います。

<リモートで講義をする下山氏>         <リモートで受講する職員>