小学部より

2021年11月の記事一覧

読み聞かせ会(3年1組)

 

 小学部3年1組では、国語の「はんで意見をまとめよう」の学習で、1年生を招待して読み聞かせ会を行いました。

 1年生にわかりやすく、楽しめる内容にするという観点で話し合い、本を選びました。

 「1年生が聞きやすいように、ここは、ゆっくり話そうか。」「ここは可愛い声で読もうかな。」「音楽もあった方が、1年生は楽しめるから、1冊は絵本ではなくてパネルシアターにしよう。」「読み聞かせ会で上手に読めるように、家で練習して来よう。」など、たくさんの意見を出し合って、意欲的に練習に励むことができました。

 当日は、1年生が楽しんでくれている様子が実感でき、「1年生に楽しんでもらえて良かった。」と全員が大喜びでした。満足のいく読み聞かせ会となりました。

 また、今回の読み聞かせを通して、たくさん1年生と触れ合うことができました。これからも、仲良くしていきたいです。

 

絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」を読みました。

お面をつけて、役になりきって読みました。絵本「ゴリラのパンやさん」

パネルシアターで「ねこのお医者さん」のお話をしたよ。

 

学習の様子(2年)

1・2年1組

算数科

「ひき算のひっ算」では、繰り下がりがあるか、ないかを判断しながら、正しく計算して答えを出すことができるように、「プログラミング的思考」を用いて、視覚的に計算順序を提示しました。掲示物で計算する順序を追いながら、繰り下がりがあるか、ないかの判断をして、正しく答えを出しています。

体育科

「ボッチャ」では、よりジャックボールに近づくようにボールを転がすためにはどうしたらよいかを自分で考えて行動できるように、確認シートを利用しました。ボールを投げる前に、教師にランプスを使うかどうかの意思表示をしたり、ランプスの方向をこまめに調整したりして、よく考えて取り組むことができるようになりました。

学級活動~とびうおドリームプロジェクト~

とびうおドリームプロジェクトに参加することになり、子どもたちは、飾る場所を考えて、いろいろな色の絵の具を選び、できあがる模様をイメージしながら、とびうおを折る和紙に模様を作っていました。子どもたちは、どんな夢をとびうおにのせようか、思いを巡らせていました。

2年2組

図画工作科

「自分だけの傘をつくろう」

ビニール傘に自分の好きな色や形のセロファンや長さの違うテープを貼って飾りつけをしました。

飾りを選んで、ペタペタ…

「ここにしようかな?やっぱりこっちに貼ろう! 」

完成した傘を外でさしました。水のシャワーが降ってきても、傘があるから濡れないね!

それぞれの素敵な傘が出来上がりました。

「自分の顔を描こう」

鏡を見て顔をよく観察した後に、画用紙に鉛筆やクーピーを使って自分の顔をかきました。

目、耳、鼻、口、眉毛、舌、歯…「なんだか、よくみるとおもしろい!」

真剣な表情でかいたり塗ったりしています。

上手に自分の顔をかくことができました。

 

2年3組

算数科(おおきい・ちいさい)

大きなかぼちゃと小さなカボチャをいただいたので、実際に触ったり、持ったりして

大きさを実感しました。特に大きいかぼちゃを見たときは、大きな歓声を上げて「大きい」ことに気付くことができました。

 生活科(そだててみよう)

生活科「育ててみよう」の学習として、甜菜(サトウダイコン)ミニトマト、コキア(ほうき草)を育てています。5月にはそれぞれ種まきや苗植えを行いました。

 

小さな種をつまんでポットに入れることができました。水やりもICT教材を使い自分たちで行いました。

11月9日には、国語の「大きなかぶ」の学習の一環として、「うんとこしょ、どっこいしょ」の掛け声に合わせて収穫をしました。今後、本当に「あまいかぶ」なのか確かめる予定です。

 

2年4組

生活科「買い物に行こう」

学校の近くにある自動販売機にジュースを買いにでかけました。

事前学習では、本物のお金を手にとって見比べいろいろな種類のお金があることに気付いたり、買いたいジュースを決めたり、自動販売機の模型でお金を入れる練習をしたりしました。買い物当日は、自分のお財布にお金を入れて出発!お財布からお金を出して投入口に入れ、ジュースを選んでボタンを押すと、本物のジュースがごろごろっと音を立てて出てきました。自分で買ったジュースの味は格別だったようで、教室に戻って二人で乾杯するとゴクッゴクッとおいしそうに飲み干していました。

「茶色や銀色のお金があるね!」

お金を入れて

ボタンを押して

「ジュースが買えた!!」

 

2年5組

生活科「やさいをそだてよう」

身の回りの自然に関心をもったり成長や変化に気付いたりすることを目指し、生活科『やさいをそだてよう』の学習に取り組んでいます。今年度は、さつまいもとミニトマトの栽培をしており、土や苗を見たり触ったりしたあとに、教師と一緒に優しく土をかけて植えました。観察では、ミニトマトの花や実がなっていることに気付き、よく見たり自分から手を伸ばして触ったりしています。赤くなった実を自分の手で取って食べると、“知っている味だ!”という表情の子ども達でした。

 

2年6組

算数科「1、2、たくさん」

くまさんが、「ボールプールで一緒に遊ぼう!」と遊びに来ました。でも、肝心のボールがありません。くまさんが、「ボール1個ちょうだい!」と言うので、ボールを探して、くまさんに渡しました。それでも足りず、最終的には、「たくさんちょうだい!」と言われ、入れ物にあふれるほどたくさんのボールを入れて、くまさんに渡しました。プールがボールでたくさんになると、くまさんもみんなも大喜び。最後は、一緒にボールプールに入って楽しみました。ボールがたくさんになってよかったね。

「2個」という言葉と絵カードで、「2」の絵カードを選ぶことができたよ。くまさんにも上手に渡せたよ。

「1個ちょうだい」と言われて、くまさんに渡してるところ。これを渡したら、ボールプールできるぞ~。楽しみ~。

「たくさん」の絵カードを見て、同じ絵カードを選ぶことができたよ。たくさんは、入れ物からあふれてしまうことを体験したよ。

 

訪問学級

自立活動「おはなしあそび」

【ねらい】 絵本の読み聞かせを聞いて、登場する動物の鳴き声に注意を向けたり、紙人形に触れたりすることができる。

「おはなしあそび」の学習では、Rさんが安心して取り組むことができるように、学習前に手に触れながら始まりの歌を歌います。読み聞かせに注意を向けられるように、簡単な言葉のリズムを繰り返したり、ゆっくり抑揚をつけて読んだりするなど、Rさんのまばたきや口元、手足の動きを見ながら、読み聞かせを行っています。また、手の動きにつなげられるように、触れたことに気づきやすい素材や感触の異なる物を取り入れています。

「ごあいさつあそび」の読み聞かせをしながら、教師からの手のひらと手首の支えを受けて、登場する動物の紙人形のお腹に触れました。「猫」の羊毛フェルトの感触に気づき、紙人形から右手が落ちるほど左右に大きく動かす姿が見られました。「怪獣」の段ボールの感触には、一瞬右手の動きが止まり、すぐに手が放れ、驚いた様子が見られました。そして、自分から右手を動かして、指先で触れる姿が見られました。

Rさんは、教師や身近な人の働きかけを受けて、感じたことをまばたきや口元、手足の動きなどで表現します。Rさんの気持ちに寄り添い、気持ちを代弁するようにし、伝わる喜びを感じられるようにしたいと思います。

学習の様子(3年生)

3年1組 理科の学習

 3年生から、新しく理科の学習がスタートしました。「今日は何を勉強するのかな?」「実験はするのかな?」など、毎回どんなことを学習するのか、全員が興味津々で、理科の授業を楽しみにしています!!

 「モンシロチョウを育てよう」の学習では、チョウを卵から育てるとことから始まりました。とても小さい卵を、ルーペを使って必死に観察し、小さな小さな幼虫が出てきたのを見つけた時には、大歓声が沸きました。一人一匹ずつ名前をつけ、個別に飼育することで、「この幼虫は自分が飼っている」という意識につながり、愛情をもって、大切に世話をすることができました。キャベツをあげたり、小さな幼虫の動く様子を優しく見守ったり・・。子どもたちは、幼虫の成長を楽しみに毎日登校するようになりました。幼虫がさなぎになった時には、いつチョウになるか、今か今かと観察することができました。実際にチョウになる瞬間に立ち会うことはできませんでしたが、大切に育ててきたチョウと対面した子どもたちの表情は、はじける笑顔で、愛情に溢れていました。ルーペでチョウを観察することで、体の作りなどを、よく理解することができました。

 残念ながら、死んでしまったチョウもいました。涙を流して悲しむ子どもの姿も見られました。辛い経験になりましたが、みんなでチョウのお墓を作り、「天国で元気に遊んでね。」と祈る姿には心打たれました。

 チョウを育てる活動を通して、命の大切さを学ぶことができました。

3年2組

国語科「おおきなかぶ①」

「おおきなかぶ」の学習は、5月と12月の2回に分けて学習する計画です。5月に学習した「おおきなかぶ①」では一人一冊絵本を持って読んだり、登場人物の名前を覚えたりする中で、物語のあらすじや引っ張る時の掛け声を覚えて自分から次の登場人物名を呼んだり、掛け声を言いながらかぶを引っ張る動作をしたりすることができるようになりました。12月に学習する予定の「おおきなかぶ②」では、生活科でかぶの種を植えて育てたり、役を決めて劇遊びをしたりしながら、さらに内容を深めていきたいと考えています。

 みんなで一緒に音読をしました。

 友達が読んでいるところを指差しながら聞いています。

読み取ったことを一人一人、絵カードを操作して動かしました。(「こうかな?」思い出したり、少し絵本を見たりしながら登場順にカードを貼っています。)

みんなの前で発表し、確認しました。

 

3年3組

生活科「ミニトマトをそだてよう」

身の回りの自然に関心をもち、気付いたことを教師や友達に伝える力の獲得を目指して、生活科『ミニトマトをそだてよう』の学習に取り組んでいます。タブレットで写真を撮る時には、前回から変化したところをしっかり写真におさめようと、一生懸命に画面をのぞき込む姿が見られます。また、「葉はみどり!」「これは花。」「実は、オレンジ!」「赤くなったら食べようね!」と、ミニトマトの成長や変化をいつも真剣に、そして笑顔で嬉しそうに伝えています。

「上手に撮れたよ!」

「赤い実、発見!!」

「よし!ここを撮るぞ!」

 

3年4組 

算数の学習

歌遊びや教師とやりとりを通して、具体物を目で追ったり、それらを手で触れて確かめたりしながら具体物の違いを捉える学習等をしています。

1学期は、5時間目の学習リズムも整い、教師の動きまでも目で追ってぐっと集中して取り組む姿が見られるようになりました。

図形の学習では、歌を通して丸と三角の特徴に目を向けたり、実際にパネルに触れたりしました。クルクル回る丸の図形を好み、三角と区別して触ろうとする姿がとても素敵でした。

追視と記憶の学習では、教師が操作するおもちゃの動きに注目し、目の前で隠されたおもちゃの位置を記憶しました。どちらのカップに入っているか、教師の問いかけにも足の動きで確実に答える姿がとても素敵でした。

 

3年5組 

生活科の学習

周囲に関心をもったり、関心の幅を広げたりすることをねらいとして「シャボン玉遊び」を行いました。 教室では「しゃぼんだま」の歌を聴きながら、シャボン玉が大きく膨らむ様子にじっと目を向けたり、たくさんの小さなシャボン玉が目の前に来ることを感じて笑顔になったりしました。中庭では、風を受けて飛んでいくシャボン玉を目で追ったり、自分の手や机についたシャボン玉に触れたりして楽しみました。

   「だんだんふくらんできた♪」

  「たくさんぼくのほうにきた~!!」

  「シャボン玉が飛んでいく~」

訪問学級

自立活動「さわってみよう」

【ねらい】 手に触れたものに気づいて、握る、押す、引く、放すなど、自ら手を動かすことができる。

Aさんは、手に触れたものを握ったり引っ張ったりしながら、確かめるように手を動かします。バインダーに挟んだお花紙を右手で力強く引っ張り取りました。また、紫陽花では、葉があることに気づき、葉の大きさに応じて、右手の握り方や引く時の力の入れ方を変えながら、茎についていた葉を取ったり、何度も手で触れたり握ったりしながら、花にも関心を示していました。

Aさんの自発的な動きや新たな気づきが見られるように、今後も学習で使用する素材選びや提示の工夫をしていきたいと思います。

 

キラキラっとアートコンクール「優秀賞」受賞!

「第20回キラキラっとアートコンクール」に応募した小学部2年2組鈴木みりあさんの作品が『優秀賞』に選ばれました。

11月12日(金)に受賞をたたえる「受賞者の集い」が行われ、オンラインで参加しました。

  受賞作品「おかあさん、だーいすき♡」

「受賞者のつどい」では他の受賞者の作品紹介や審査員の話を緊張した面持ちで聞きながら参加していました。

終了後に賞状を持って記念撮影をしました。

今後もいろいろな作品を描いたり、作ったりして表現する楽しさを味わってほしいですね。

YouTubeに鈴木みりあさんの作品の解説が載っていますので是非ご覧ください。(再生時間5分30秒~6分40秒のところです)

https://www.youtube.com/watch?v=OeD2rolCNDo

また、受賞作品の画像も以下のURL見ることができます。

https://kira-art.jp/prize_archives.php